【2021年09月】夢の不労所得

 
2021年09月の不労所得は174,011円でした。内訳は以下の通りです。*1

運用の種類 利益
自動売買(FX) 64,139円
自動売買(ETF) 5,948円
配当金 19,361円
その他(裁量取引など) 62,294円
合計 174,011円

為替も株も全体的に上昇傾向でした。後半は恒大問題やアメリカのテーパリングによる金利上昇リスク、デフレリスクなどで評価損益に多少影響が出ました。
自動売買の場合、上下激しいレンジ相場ですと利益が大きく出ますが、上昇一方だと買い注文の決済がすべて消化され、売玉を多く持つ形になります。
月初は売りでの損失が広がる形で決済がされづらい状態が続きました。後半いくつかの通貨で下落が出たので若干決済が進みました。

その他の裁量は、長期保有目的で持っていた個別株($ABBV、医薬品の会社で医薬品の発がん性指摘による急落)の逆指値が入ってしまったことと、先進国(アメリカ除く)ETF新興国ETFポートフォリオ見直しで売却したことによるものです。



収入の推移

f:id:c3drive:20211001160811p:plain
個別株で想定外の決済と整理があったものの、配当金や安定した裁量など、自動売買以外の収入がすこしずつ増えてきました。
ただ、裁量は慣れている商品、つまり自動売買でずっと見ていた通貨の底で買うなどをしてしまっており、低いリスクで大きなリターンをとれる可能性は高い取引ではありますが、同じ商品を触っている点ではリスク分散にはなっていません。
慣れているといえ、今後も過去と同じ動き方をするとは限らず、少なくとも急落時には自動売買と同じ値動きをしてしまうリスクの低減は急務と考えています。
自動売買の利益がのびなかったのも、自動売買内で設定している通貨に分散が効いていないためです。数種類設定しているもののどれも同じような通貨を使っているため発生しています(ユーロ円、ドル円など、対円のトラップが多いため、円安に傾くと全部上昇して逆は全部下がるなど)


ポートフォリオ
今月のポートフォリオ
今月のポートフォリオ
先月までのポートフォリオ
【参考】先月までのポートフォリオ

自動売買(FX)、自動売買(ETF)は、短期投資に含みます。

分類から少し見直しています。
大きく変わったのは、米国(外国株となっていましたがADR含む米国株でした、、)と日欧を分けていたところを一緒にしました。
短期取引は一時的に増えていますが、資金移動によるもので投資比率が変わったわけではありません。

分類は、国ごとの分散を考えたポートフォリオを作成していたのですが、もはや米国が下がるとすべて下がってしまう事、日欧は米国ほどのリターンがないのにレンジ相場というか、コロナショック前の高値付近になると下落を繰り返してしまうもの、上昇していてもS&P500に劣るパフォーマンスと回復速度が目立ちます。少なくとも下落時に一緒に下落する点が気になります。
投資人数自体外国人が多い点、企業自体が米国依存している点など考慮しても米国だけが落ち、日欧が上がる状態は数年単位で想像しづらいです。
問題としては米国以外の成長の取りこぼしです。いくつかの新興国は既に伸びてきている国も多くのびのスピードも尋常ではありません。
この点は株よりその国の不動産持ちたいくらいなのですがちょっと現状では手が回らないと判断しました。
いったんは整理を進め、今後はオールカントリーや全世界系の株を買うなどする程度で買っていこうと思います。

また米国に集中投資する代わりにこれまで適当だったリスク管理をもう少し厳密にしていければと思います。

ちなみにxxショックの際、全部落ちて身動きが取れなくなってしまう問題、(コロナショック時は証拠金維持率の維持で精いっぱいで株の追加投資は不可な資金状況でした)
この辺りはどうにかしたいのですが、コロナショック時は金も債権もBTCも全部下がっていました。
FXは売りで入っているものもありましたのでそうではない通貨もいくつかありますが対円が多い私のポートフォリオは買い玉の評価損が膨らみだいぶ厳しかったです。



ヘッジとして挙げられるVIXやベア系も減価を考えると短期的な商品であり、専業でもない私からすると手が出しづらいです。
売りで長期に持てるものがないかは少し検討したいところですが売りの問題は損の可能制が青天井なのでやはり買いよりは慎重になります。

買いから入れるリスク低減商品の代表である金も債権もBTCは下がったとはいえ、資産全体の下落幅縮小というクッションにはなっておりますのでショック時の評価損を減らす役割を期待する点では価値があります。
ただ、私は定期的な給与収入があり、レバレッジ商品の値動きにも精神的苦痛が少ないため、まだハイリスクハイリターンで攻めていきたいと考えています。

また、xxショック時に売って株購入に充当するというリバランスできるかというと、現在の私の所有比率のままですと株割合が大きすぎてあまり意味がありません。
やるのであれば、株高時に株を売り金を買うなど徹底していく必要があり私の性格上利益確定も損失確定も苦痛が大きく、いざ出来るかというと今のなあなあなポートフォリオだと難しい可能性が高いです。やるなら債権30%等と機械的に売買する数値を徹底する必要が有りますが私はそういったポートフォリオの組み方をしてこなかったためいくつが適正なのかなど現状は決められません。

とはいえ、年初来パフォーマンスを確認していてもコロナショック時の株高にしては低く満足がいくものではありません。それどころかこれまでのように同じようなものを買って同じようなリスクを背負うばかりだと資産の伸びが鈍化していくように見えております。
今年が終わる前に何かしら変わっていく方法を模索していきたいです。


自動売買について

自作ですかと聞かれたことがありますので使っているところをご紹介します。
自動売買(FX):トラリピ
www.m2j.co.jp

自動売買(ETF/FX):トライオートETF
www.invast.jp


自動売買のフレームワークを用意してくれている証券会社を使い、その仕組み内で売買をする設定を行うものです。
ユーロ円を使って説明します。

設定の例*2
EUR/JPYが、115円〜120円の場合、買い注文をし1,000円の値上がりで売るような注文を等間隔で入れる。
EUR/JPYが、120円〜150円の場合、売り注文をし1,000円の値上がりで買うような注文を等間隔で入れる。

設定のイメージ図
f:id:c3drive:20210730172103p:plain

膨大な数の指値発注と決済注文を予約しておくイメージです。
一度決済された注文はシステムにより再度発注状態になりますので、手動でなにかする必要はありません。

もちろんFXですのでレバレッジ取引となります。
リスクはありますが、年利15-20%なので収益性はダントツでいいですね。
一応、コロナショックは乗り切っていますが、ポートフォリオの現金比率をこれ以上下げるのは精神的にも証拠金的にも難しいです。(2019年の赤字は損切りですが、投資手法が定まっていない設定を続けることが精神的に難しいという判断だったためであり、何かのショックなどによるものではありません)


配当金KPI

収益性は良くないのですが、配当金のグラフをみるのが一番好きです。
売買を伴う取引と違い、投資を続けている限りは基本的に前年度より伸びるグラフになるため、この形のKPIはかなりモチベーションを保ってくれます。
f:id:c3drive:20211001165628p:plain

コロナショックで株を結構整理したのですがまだ何とか前年度を超えてきてくれています。
今月は、ADR廃止の影響で大きく下がった時に購入したチャイナモバイル(ADRではなく中国市場の方の株)が大きく寄与しました。5月もチャイナモバイルの配当が大きく貢献しました。
5月と9月の二回配当であることに気づかず5月だけだと思っていたのでうれしいです。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

*1:確定利益のみのため以下は含みません。 ・評価損益 ・投資信託やロボアドバイザー、CFDなど分配金が自動的に再投資されるもの

*2:私はEUR/JPYだけでの取引はしていませんし設定はもう少し複雑です。詳しくは各証券会社の説明を必ず熟読してください。 もちろんですが、元本の保証はありませんしレバレッジをかけた取引になりますので、リーマンショックやコロナショックのような急落により、追証の可能性があります。 今は安定するような通貨ペアや設定、投入資金を選択できていますが、2019年は数十万円単位の損切りをしています。 よくわからずはじめると絶対に失敗しますので、このまま真似しないでください。